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自分にピッタリのドライバーの選び方!  考え方と手順について

ゴルフクラブを選ぶ作業の中で、誰もが最重要課題になっているのが、ドライバー選びだと思います。

ドライバーさえ理想のものが見つかれば、その他のクラブ選びにはそれほど苦労はしないものです。

飛んで、曲がらずに、振りやすいドライバーを、いかにして探し出すのか?

そこで今回は、ドライバーの選び方についての考え方と手順を説明します。

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自分にピッタリのドライバーを見つけたい!

ゴルフ練習場でアマチュアゴルファーが使用しているドライバーを観察してみると、最新のドライバーを使用している人の割合が、意外に多いことに驚かされます。

常に最新のドライバーが欲しくなるのは、それだけ自分のドライバー選びに満足していないことの証とも言えるでしょう。

最新ドライバーといえども、実際にはメーカーの宣伝文句ほどには性能が上がっているわけではないので、本当に自分にピッタリのドライバーが見つかるなら、毎年のように買い替える必要はないものです。

ところが、そうは簡単に本当に自分にピッタリのドライバーが見つかるものではありません。

ドライバーヘッドの種類とシャフトの組み合わせによって、膨大な数のドライバーの中から、お宝となる1本を見つけ出すのは、誰であっても至難の業。

そこで、市場に溢れている宝の山の中から、究極の1本を見つけ出す方法について、よい方法を考えてみましょう。

 

ドライバー選びの考え方と手順とは!?

ドライバーの選び方については、ゴルフ雑誌やネットの情報から、皆さんも基本的な知識は持っていることと思います。

ドライバーの特徴、ロフト角、ライ角、重心に関するデータ、シャフトの特性、硬さ、長さ、さらにはバックスピン量、ボール初速、打ち出し角etcと、考えるべき項目は山ほどあります。

その全ての項目が大事なのは間違いありませんが、いざ選ぶとなると選び方の基本通りには事が進まないのが、ゴルフの難しさであり、面白さでもあります。

それならば、どのようにドライバー選びを進めるべきなのか?

お勧めしたい考え方と手順を説明します。

 

① 基本と常識に縛られない柔軟な思考を持つ

ドライバーを選ぶにあたって、基本的な選び方の手法は大事ではありますが、あくまで参考にするだけで、その基本と常識には凝り固まらずに、柔軟な思考を持って選択作業を進めましょう。

たとえば、アベレージゴルファーにはシャローヘッドのドライバーがよい、などという説は、一部の人が勝手に決めたことであり、実際に打ってみたらディープヘッドのほうが簡単だった、というのはよくある話。

本当に信じるべきは自分の感覚 」。

これが一番大事なポイントです。

 

② とにかく打ってみる

メーカーの宣伝文句やスペックを参考にしながらも、たとえ自分に合いそうもないと思っても、とにかく数多くのドライバーを打ってみましょう。

今までの好みや先入観を捨てることも大事なポイント。

練習場の試打会は、クラブ選びには貴重なイベントですが、意外に参加者が少ないものです。

せっかくの機会なので、遠慮はしないで、手当たりしだいでもよいので、とにかく数多い種類のドライバーを打ってみましょう。

その際のコツは、メーカー担当者やゴルフショップの店員のアドバイスはうのみにしないこと。

彼らのほとんどは、ヘッドスピードやスイングタイプの常識からしかアドバイスをしないので、そんな観点からでは最適なドライバーは見つかりません。

試打会になかなか巡り合わない場合は、遠慮なくゴルフショップで試打を重ねて下さい。

大事なことは、自分にとってのデータ集め

試打の測定データは参考にしながらも、あくまでも振りやすさ、打ちやすさを重視しながら試打を重ねていけば、少しずつ自分に合うドライバーの姿が見えてきます。

 

③ 最新モデルにこだわらない

最新モデルが飛ぶ、と言っても、それはロボットテストやプロが打ってのデータです。

皆さんの打ち方に適合しなければ、無駄に高価なだけのクラブでしかありません。

型落ちモデルや中古クラブの中にも選択肢を広げましょう。

 

④ データの整理

試打を重ねていけば、ピッタリとはいかないまでも、なんとなく打ちやすいクラブは何本か見つかるものです。

打ちやすく、構えやすいヘッドの形状やロフト角、シャフトの種類とフレックスが徐々に絞られてくるはずです。

しかし困ったことに、メーカー表示のロフト角とリアルロフトには違いがあり、シャフトのフレックスもメーカーによって大きく違います。

そこである程度のアバウトさを持ちながら、試打のインプレッションを頼りにして、そのデータを絞り込んでいきましょう。

最も重視したほうがよいデータは、ヘッドよりもシャフトのデータ。

その中でも、シャフトの重さとトルクの数値を重視しましょう。

シャフトの長さやフレックス、キックポイントも重要なのですが、長さは後でカットして調整可能、フレックスはそれぞれの振動数も調べないとあてにならず、キックポイントも【  魔法のクラブチューニング!  】で説明したように、ある程度調整可能なので、まずは自分が振りやすく感じるシャフトの重さとトルクの数値を大枠でつかんでおきましょう。

数多く打ってみると、打ちやすいと感じるシャフトの重量とトルクの数値が、かなり絞られてくるはずです。

たとえば、重量は60g~65g、トルクは3.5~4.5、という具合に。

そこでその数値を基にして、各メーカーのドライバーのスペック表から、自分に合いそうなシャフトが装着されたクラブをリストアップ。

今度はそのリストアップしたクラブを試打してみましょう。

このような手順で進めれば、かなり具体的に理想のドライバーの姿が見えてくるはずです。

※ 注意点

試打を重ねると、どうしても一発の飛距離を求めたくたるものですが、大事なことは「 平均飛距離 」と「 タイミングが合う打ちやすさ 」です。

ゴルフショップや練習場の試打でたとえ一発決まったとしても、実際のラウンドでは大違い。

たとえば、アベレージ90で飛距離が240ヤードの人が、実際のラウンドで14回ティショットをしても、230~240ヤードのナイスショットが出る回数は、多くても3~5回くらいしかありません。

それ以外は180~230くらいに乱れるものです。

それならば、「 平均飛距離 」と「 タイミングが合う打ちやすさ 」を重視して、210~230ヤードを7回以上打てるようなクラブを選んだほうが、確実にスコアアップにつながります。

自分の持っているタイミング、というものは、かなり安定しているものなので、そのポイントに合わせてクラブを選べば、コース上でも安定したプレーが可能になります。

その逆に、自分に合うタイミングを無視して、一発の飛びを求めてクラブを選んでしまうと、実際のラウンドではナイスショットが出ないまま終わってしまうことになります。

 

まとめ

今回は、本当に自分に合うドライバー選びの考え方と手順を説明しました。

他人の意見や評価は参考程度にして、とことん自分の感覚を信じて、クラブ選びを進めてみて下さい。

一般的なクラブ選びの手法と比べれば、手間はかかりますが、その代わりに見つけ出せた満足度と成果は高くなります。

また、クラブ選びの達人への道を進みたい場合は、毎年6月に発売される「 ゴルフクラシック8月号 」の付録「 重心ハンドブック 」を入手しましょう。

全てのドライバーヘッドのスペックが詳細に載っていて、非常に参考になる逸品です。

この「 重心ハンドブック 」の活用法は、【 「重心ハンドブック」で自分に最適なドライバーを見つけましょう! 】で説明しています。

 

次回【 こちら 】では、どうしても自分に合うドライバーが見つからない場合の対処方法について説明します。

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