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ラフからの打ち方は『ラフ専用クラブ』を使えばとても簡単! これで夏ラフも怖くない!

time 2017/05/20

ラフからの打ち方は『ラフ専用クラブ』を使えばとても簡単! これで夏ラフも怖くない!

ラフからのショット、冬場や春先の芝の短い場合は意外に打ちやすいものですが、夏ラフとなるといきなり難易度が上がります。

飛ばない、引っかかる、うまく打てたらフライヤー、などと悩みが尽きません。

特に女性ゴルファーにとっての夏ラフは、非常に手強い相手です。

今回は、そんな夏ラフから誰もが簡単に打てる方法を説明します。

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夏ラフ攻略には専用クラブを用意しましょう

そんな難しい夏ラフの攻略法は、適したクラブと打ち方を組み合わせれば、とても簡単に打つことが可能になります。

まるで魔法のように簡単に飛んで行き、引っかかることもなく、フライヤーの心配もいりません。

皆さんもその魔法を使ってみませんか?

 

ラフに適したクラブの選び方

魔法のように打てる秘訣は、まずは『 ラフ専用クラブ  』を用意することです。

そのクラブとは、27°のユーティリティ。

その中でもフェースプログレッション( FP値 )が大きい物、つまり「 出っ歯 」のタイプを選んで下さい。

「 出っ歯 」なクラブは、不思議なほどにラフの抵抗が少なくなります。

このクラブを『 ラフ専用 』として割り切って、1本用意することが出来れば、ラフからのショット、特に夏ラフからのショットは、逆に打つのが楽しいくらいにイメージが変わるでしょう。

またこの『 ラフ専用クラブ 』は、【 失敗しないランニングアプローチの方法 『ユーコロ』でプロ並みにピンを狙おう! 】でも説明したように、グリーン周りのアプローチでも非常に強力な武器になるので、特別に1本用意しておくことを強くお勧めします。

シャフトのフレックスは、普段使っているユーティリティよりも少し柔らかめがよいでしょう。

例えば普段Sを使用しているならば、SRかRにして下さい。

シャフトの重量はあまり軽くないほうが打ちやすいと思います。

ロフトは27°がベストなのですが、25°~30°ならばOKです。

この条件でクラブを探すと選択肢はかなり限られてきます。

具体的な例だと、だいぶ古いモデルのキャロウェイXユーティリティX DRSユーティリティがかなりの「 出っ歯 」なので非常に使いやすく、実際にそのクラブで友人達にラフから打ってもらうと、一発打っただけでその簡単さに感動して、全員がこのクラブを中古で探して購入しています。

このクラブを探し出せれば、かなりの低価格になっているので、お試しで使ってみるには最適でしょう。

なかなかよいクラブが見つからなければ、「 出っ歯 」までいかなくても「 ストレート 」タイプでも十分な効果があります。

重要なポイントは27°前後で、少し柔らかめのシャフト、FP値が大きい、この3点です。

ラフからのショットをユーティリティで打つように推奨しているケースはありますが、ただユーティリティを選択するだけでは不十分なので、この3点をしっかり組み合わせて下さい。

 

ラフ専用クラブの打ち方

それでは打ち方を説明します。

その打ち方は、通常のショットと少し違います。

ボールをセンターに置き、下半身をなるべく動かさずに、「 手打ち 」の感覚でクラブを振りながらも、ボールの前後のヘッド軌道を大きなRを描くイメージでスイングして下さい。

左の肩甲骨をうまく使えれば、より大きなRを描くことが出来ます。

コックを使ったり、肘をたたんだりして、上から打ち込むことはNGです。

「 バシッ 」と打つイメージではなく、芝と喧嘩しないように「 シュパ~ 」というイメージで打つだけで、必要十分な飛距離を得ることが出来ます。

一点だけ注意して欲しいのが、ヘッドを浅めに入れることです。

今回の打ち方に限らず、アマチュアゴルファーがラフから打つ場合は、ヘッドを深く入れすぎる傾向があります。

そんなに深くヘッドを入れなくても、ちゃんとクラブが仕事をしてくれるので、浅めにヘッドを入れるように心がけて下さい。

ラフの程度にもよりますが、この打ち方でヘッドスピードが40m/sの人なら、180ヤードくらいは飛んでくれるので、あとはスイングの強度を調整して飛距離をコントロールして下さい。

例えば150ヤードなら150÷180=0.833なので8割のショット、というように調整すれば、130~180ヤードくらいの範囲を打ち分けることは、意外に簡単に出来るようになるでしょう。

フェアウェイからのショットでは、どのクラブを使ったとしても、1本のクラブで距離を自在に打ち分けることは、それほど簡単ではありません。

ところが『 ラフ専用クラブ 』でラフから打つ場合は、意外にも距離の打ち分けが容易に出来るのです。

女性の場合でも、150ヤードくらいまで飛んでくれるので、100~150ヤードくらいを同様に割合計算して打ち分けることは十分に可能です。

そしてこのラフからのショット、不思議なくらいグリーン上でボールが止まります。

例えば同じラフから、『 ラフ専用クラブ 』とアイアンを打ち比べてみれば、『 ラフ専用クラブ 』のほうがランは半分以下…というよりもパラシュートのように狙った所に「 ふわり 」と着地してくれます。まさに魔法のように…。

 

一般的な夏ラフからのショットは、アイアンで打つことが多いと思いますが、ここは発想を変えて『 ラフ専用クラブ 』を試してみて下さい。

 

ラフ専用クラブはアマチュアゴルファーの特権!?

この『 ラフ専用 』クラブ、もしプロゴルファーが使ったなら、笑いが止まらないほど夏ラフが簡単になると思うのですが、27°のユーティリティを使っているプロゴルファーはほとんどいないので、残念ながら体感する機会はないかもしれません。

そもそもプロゴルファーの場合は14本でも本数が足りないくらいなので、本数的にもラフ専用のクラブを用意することは難しいでしょう。

その点でアマチュアゴルファーの場合は、14本を有効に使い切っている人は少ないと思うので、あまり使用していないクラブを1本抜いて、思い切って『 ラフ専用 』クラブを入れてみませんか?

どのクラブを抜くか迷うなら、まずは3番ウッドを抜いたほうがよいでしょう。

 

今回は、ラフから魔法のように簡単に打てるクラブ選択と、その打ち方を説明しました。

ラフ専用 』という割り切りを持てれば、非常に強力な武器になります。

この選択を検討してみる価値はあると思います。

 

※もしこの『 ラフ専用クラブ 』が、フェアウェイからでも打ちやすいなら、それはそれでラッキーなので、より有効にご活用下さい。

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