8月3~6日に開催された全英リコー女子オープン、優勝したのは韓国のキム・インキョン選手。
メジャー初優勝を達成しました。
キム・インキョン選手と言えば思い出されるのが、2012年の米国女子ツアーのメジャー大会クラフトナビスコ選手権(現ANAインビテーショナル)です。
トップで迎えた最終日の最終ホールで、まさかの30cmのパットを外し追いつかれ、プレーオフで敗れてしまいました。
その衝撃のシーンからのリベンジをようやく果たすことが出来ました。
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キム・インキョン選手のランニングアプローチに驚き!
そのキム・インキョン選手、今回は別の意味での驚きのシーンがありました。
グリーン周りからのアプローチのシーンでユーティリティを使っていたのですが、なんとその打ち方は、このブログで紹介した【 失敗しないランニングアプローチの方法 『 ユーコロ 』でプロ並みにピンを狙おう! 】の打ち方と全く同じだったのです!
多くのプロゴルファーも、グリーン周りのランニングアプローチでは、芝が薄かったり、ライが柔らかすぎたり、硬すぎたりという状況では、ウェッジやアイアンを使わずに、パターやフェアウェイウッド、ユーティリティのクラブを使用して、「 ザックリ 」や「 チャックリ 」というミスを避けています。
しかしその打ち方は、フェアウェイウッドとユーティリティの場合、ソールを通常通りにセットして、ボールから離れた位置でパターを打つようなストロークになっています。
ところがキム・インキョン選手は、パターのライ角に近くなるように、ユーティリティのトゥ側を下げてクラブをセット。
さらにクラブの持ち方も、両肘を曲げて、両肩と両肘とグリップする両手が5角形になるようにセットされていました。
つまりボールとの距離が、通常のパッティングに近い距離になるのです。
この打ち方はまさに【 失敗しないランニングアプローチの打ち方 『 ユーコロ 』でプロ並みにピンを狙おう! 】で説明している、勝手に名付けた『 ユーコロ 』の打ち方と全く同じだったのです。
これには驚きました。
今まで数多くの試合を見てきましたが、このような打ち方をしている選手は初めてです。
他の選手がやっていないのに、この打ち方にたどり着いた発想力はお見事。
ただしそのキム・インキョン選手の打ち方にも、一点だけ違う点があります。
それは使用するクラブです。
おそらくキム・インキョン選手が『 ユーコロ 』で使用しているクラブは23°前後のはず。
それを27°前後のクラブを使用すれば、もっと簡単に距離感を合わせることが出来るのです。
しかし残念ながら、プロゴルファーには27°前後のユーティリティをバックに入れている選手はほぼいないでしょう。
使用したいクラブが多すぎて、本数的に余裕がないからです。
その点では、27°前後のユーティリティをバックに入れることが可能なはずのアマチュアゴルファーのほうが有利と言えるでしょう。
全英リコー女子オープンの覇者も使っていた、『 ユーコロ 』と言う失敗しないランニングアプローチの方法、是非皆さんも試してみて下さい。