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ドライバーシャフトを鉛で自在にチューニング!! 特性を変える手順を説明します!

今回はドライバーのシャフトを、鉛のテープで自在に調整する方法を説明します。

ドライバーのシャフトをもっと自分に合うように調整することができれば、そのドライバーの本来の性能を引き出せるだけでなく、簡単にスコアアップも可能になります。

そのコツを身につけて、もっとゴルフを簡単にしていきましょう。

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コツをつかめば、可能性は無限に広がる!

このブログでは、これまでにも【 鉛の貼り方 】で鉛のテープを使ったクラブの調整方法を説明してきました。

今回はもっと皆さんにも手軽に調整してもらえるように、ドライバーシャフトに特化して説明したいと思います。

この手法をマスターできれば、まるで魔術師のように自在にドライバーのシャフトの特性を変えることが可能になるので、今後のドイバー選びの基準も変わるかもしれません。

 

ドライバーシャフトの調整法の手順

使用するのは鉛のテープ

量販店で市販されている鉛のテープを使用します。

僕の場合は、ゴルフ5で販売されている『 調整職人 』という鉛のテープを愛用しています。

テープのケースには簡易カッターが付属していますが、僕の場合は作業しやすいように小型のハサミを一緒に携帯しています。

 

貼り方のコツ

鉛のテープを、シャフトの太さに合わせてちょうど1巻き分だけハサミでカット。

シャフトの各所に1巻きしますが、その時に少しコツがあります。

① ピッタリと巻く

テープをシャフトにそのままピッタリと巻きます。

この場合は、巻いたことに対する変化がかなりハッキリと分かるはず。

ただし、シャフトの動きが抑えられすぎる場合があります。

 

② ゆるゆるに巻く

テープを2~3回、貼って⇆剥がしてを繰り返すと、鉛のテープが良い具合にシワ状になるので、その状態で巻きます。

特性を変えながらも、シャフト自体の動きを抑えすぎないメリットがあります。

ゆるすぎると、使用中に剝がれてしまうので注意しましょう。

 

③ 隙間を作って貼る

シャフトよりも1~2mmくらい短めに鉛のテープをカットし、そのままピッタリと貼ります。

①と②の中間くらいの変化にすることができるかもしれません。

 

柔軟な思考で取り組む

このようにシャフトに鉛を貼る方法について、飛距離が落ちるとか、邪道だとかの意見があるかもしれませんが、その効果を感じられれば、そんな意見は全く気にするする必要はないと思えるでしょう。

そして慣れてくれば、それほど難しくはない工程なので、もっと思考を柔らかくして、まずは取り組んでみて下さい。

 

◆ 具体的な調整方法

シャフトが長すぎる場合

最近のドライバーの標準シャフトは、間違いなくシャフトが長すぎると思います。

メーカーは、「 長くて軽いほうが飛ぶ 」と考えているので、どのメーカーも同じ傾向になっています。

しかし実際に使用するアマチュアゴルファーにとっては、「 長くて軽いシャフト 」はコントロールが難しいのでナイスショット率が低く、その結果、メーカーが狙っているような性能を引き出すことは困難になっています。

そこでもっと短くて打ちやすいシャフトに交換することがベストなのですが、その前に少し自分で調整してみましょう、というのが次の方法です。

この写真❶のように、グリップ下 ( バット側 ) に1巻きしてみましょう。

この巻き方によって、シャフトが少し硬く感じるだけでなく、ヘッドバランスが少し軽くなったように感じるので、まるで0.25~0.5インチくらいグリップ側のシャフトをカットしたようなフィーリングになります。

少し短尺にしたいと思っていたなら、まずはこの方法で疑似体験してみましょう。

 

シャフトが柔らかすぎる場合

最近のドライバーの標準シャフトが柔らかすぎることも、各メーカー共通の特徴です。

柔らかさをうまく利用すれば飛距離が伸びるという考え方ですが、そのようにコントロールできる人は少ないものです。

しかし少し調整するだけで、その柔らかすぎるシャフトを打ちやすくすることができるかもしれません。

この写真❷のように、シャフトの下端 ( チップ側 ) に1巻き巻いてみましょう。

このブログで『 チップ巻き 』と名付けた方法です。

このように巻くことで、まるで0.25~0.5インチのチップカットをしたかのようなフィーリングになり、柔らかいシャフトでも暴れなくなります。

例えば女子プロの皆さんのシャフトのスペックだけ見れば、意外なほど柔らかいシャフトを使用していますが、実は市販品よりも多めにチップカットが施されているようです。

女子プロのシャフトをよく見ると分かりますが、各シャフトのロゴやデザインの位置が、市販されている状態よりも下側 ( ヘッド側 ) にズレています。

多めのチップカットによって、柔らかめのシャフトの余計な動きを抑えて、精度の高いドライバーショットが可能になるわけです。

ところがアマチュアゴルファーがチップカットしようと思っても、余計な費用問題だけでなく、もし失敗した場合は、バット側のように継ぎ足して修復することは不可能なので、なかなか試すことが難しいのが現状です。

最近のシャフトは、大型ヘッドに合わせて先端剛性を高めているようですが、それでも不十分な場合が多いと思います。

もし『 チップ巻き 』でも柔らかすぎる場合は、写真❸のように、複数の場所に鉛のテープを巻いて、シャフトの動きを抑えます。

もちろんその位置がとても重要になりますが、この方法はかなり経験が必要なので、応用編として理解して下さい。

 

シャフトのキックポイントを変える方法

そこそこ打ちやすいと感じていても、もう少し撓り戻りのタイミングを合わせたいと思う人が多いはずです。

そんな時は、シャフトの下端 ( チップ側 ) から20~30cmくらいの位置に、鉛のテープを1巻きしてみて下さい。

写真❹のように鉛を巻いてみると、少しキックポイントが変わったように感じるはずです。

その位置が一発で自分の好みに合えば、もちろんOKです。

もう少し先調子がよいと感じれば、もっとチップ側。

もう少し元調子がよいと感じれば、もっとバット側。

このように自分の感覚と相談しながら、シャフトのキックポイントを微妙に変えてみましょう。

もし自分の感覚にピッタリと合わせられれば、不思議なほどにドライバーショットが安定してくれるでしょう。

 

シャフトが硬すぎる場合

もしシャフトが硬すぎる場合でも、鉛を巻くことでシャフトの動きを作って、硬い棒のように感じていたシャフトが、多少はスイングしやすくなります。

その場合は写真❺のように、これまでの調整方法とは少し違う位置に鉛を巻くと効果がでるようです。

 

今回のまとめ

ドライバーの性能を引き出すためには、ヘッドの性能だけでなく、シャフトの特性がとても重要な項目になります。

ところがアマチュアゴルファーにとっては、プロのように多くのシャフトを同時に試すことはできません。

そんな中でも今回説明したような工夫を加えることで、全く違うフィーリングにチューンナップすることが可能なのです。

少しのコツと経験で大きな効果が得られるので、頑張ってトライしてみて下さい。

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