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理想の短尺ドライバーが遂に完成しました!! イーゾーン GT 425 + ツアーAD PT6 SR

長尺ドライバーよりも圧倒的に打ちやすく、そして飛距離性能が素晴らしい短尺ドライバーが遂に完成しました。

長尺ドライバーが苦手な人にお勧めしたい自信作なので、その詳細を確認してもらいたいと思います。

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やっぱり短尺ドライバーは打ちやすくて、飛ぶ!

理想の短尺ドライバーのスペックが見えてきた!! 】でお伝えしていたように、短尺ドライバーの理想の姿と、その製作に向けた法則がハッキリと見えてきました。

そして短尺ドライバーの可能性の高さを再確認することになったのです。

最近の僕の奥さん用のドライバーといえば、【 パワーフェードでぶっ飛ばせるシャフトを発見!! 】で紹介したドライバーの仕様であり、その性能には十分満足していました。

しかし短尺ドライバーも試したくなったのは事実なので、そこで今まで通りの仕様を使い続けながら、実は同時進行で別の短尺シャフトを用意して、イーゾーン GT 425の短尺化に向けての細かい調整も進めていたのです。

スリーブ仕様のドライバーだと、このような同時進行の調整方法が可能になるので、少ない練習とラウンドの機会の中でもうまく仕上げることができる利点があります。

そこで仕上がった短尺ドライバーの詳細を紹介します。

 

理想の短尺ドライバーは、小型ヘッド + 少し重くて柔らかめのシャフトの組み合わせ!

■ ヘッドデータ

ヘッド : ヨネックス イーゾーン GT 425

ヘッド体積 : 425cc

ヘッド重量 : 195g

ロフト角 : 10.5° (スリーブで+1.5°)

 

■ シャフトデータ

シャフト : ツアーAD PT 6

フレックス : SR

シャフト長さ : 44.375インチ

シャフト重量 : 62g (カット前)

トルク : 3.6

振動数 : 257cpm

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 307g

ヘッドバランス : C5

 

クラブ製作の過程

理想の短尺ドライバーのスペックが見えてきた!! 】で感じることができた、理想の短尺ドライバー像を簡単に説明すると、

① ハードすぎないヘッド

② ロフト角は大きめがよい

➂ スリーブ仕様は絶対的な条件

④ できれば小型ヘッドがよい

⑤ シャフトは44~44.5インチ

⑥ 軽すぎないシャフト

➆ 硬すぎないシャフト

⑧ ヘッドバランスが多少軽くても気にしない

このような条件を当てはめることができれば、かなり理想的な短尺ドライバーが仕上がると思います。

 

そこでまずドライバーヘッドは、ヘッドスピード45m/s以下の人が最も飛ばせる可能性が高いと思われるヨネックス イーゾーン GT 425

ロフト角は、普段から使用しているスリーブのHポジションのままで、標準よりも1.5°増やして12°になっています。

スリーブ仕様なので微調整も簡単で、小型ヘッドはいろんなスイングタイプにとても扱いやすいヘッドです。

シャフトはツアーAD PT 6のフレックスSRを選択しました。

その理由は、【 理想の短尺ドライバーのスペックが見えてきた!! 】のシャフトが、ツアーAD PT 5 Rだったので、あの感じのままもう少し重くて、しっかり感が増えれば、かなり打ちやすいはずだということを感じていました。

そして【 短尺ドライバーがさらに進化! 】で紹介したように、以前にツアーAD PT 6のフレックスSで短尺ドライバーを製作していて、そのフィーリングを基に、それよりももう少し柔らかい方がよいとイメージしていたので、ツアーAD PT 6 SRに狙いを定めることにしたのです。

このシャフトなら、軽すぎずに、硬すぎないシャフトという条件もクリアされます。

そしてそのツアーAD PT 6 SRですが、実は過去に古いヘッドが装着されていたものをかなり安価で購入していたのです。

いつの日かそのシャフトを利用することを想定して、我が家はよさそうなシャフトが装着されている安価な中古ドライバーを見つけると、購入してそのチャンスを待つという方式を取っています。

その狙い通りに、そのシャフトが生かせる時がやってきたわけです。

シャフト長さは、もともとのシャフト長が短かったので、ヨネックスのスリーブを購入して装着してみると、たまたま44.375インチというよい具合の長さになりました。

クラブ重量は307gと、少し軽くて、ヘッドバランスもC5と軽めですが、気にせずにまずは使ってみることにしました。

 

インプレッション

製作した当初の気温がまだ25℃以下の時は、エースシャフトのディアマナ GT 50 Xの45.125インチの方が打ちやすくて、飛距離性能も優れていました。

しかし気温が上がっていき30℃を越えるようになると、今度はツアーAD PT 6 SRの44.375インチの本領が発揮されるようになり、気温35℃では明らかにツアーAD PT 6 SRの44.375インチの方が、打ちやすさと飛距離性ともに上回るようになりました。

つまりこの短尺シャフトは、硬すぎることなく、それでいて撓りすぎも抑えられている、とてもよい具合のフィーリングであり、僕の奥さんにとっては、気温が上がった方がもっと性能を発揮できる状態になっています。

もう少しヘッドの存在感を出し、バックスピン量を少し減らす目的で、鉛の調整は写真②のように変化しました。

スリーブポジションはHのままで変えていません。

適度な重さとしなやかさがあるシャフトは、小型ヘッドとの組み合わせは良好で、主にパワーフェード系のボールを打ちながら、必要ならばややドロー系の弾道もコントロールすることができて、とても扱いやすく、なおかつ飛距離性の高いシャフトです。

 

最近のシャフトについて

ここででシャフトに関してもっと深く解説すると、最近発売される新製品のシャフトの傾向は、ヘッド重量が重く、高慣性モーメントのドライバーヘッドに当たり負けしないように、シャフトの先端剛性を高める目的で、新しい素材が多く使われるようになっています。

しかしそのような新素材を使用すればするほどに、シャフトの撓り戻りのフィーリングは「 ピンピン系 」になっていきます。

そして微妙なフィーリングとしては、「 余計なお世話 」的な動きが多くなっているのです。

シャフトメーカーや専門家は、新しい製品が売れる方がよいので、そのメリットばかり強調していますが、実は素直な動きが損なわれているシャフトがとても多くなっているのです。

たとえば今回の短尺トライバーは小型ヘッドなので、余計な先端剛性は必要なく、迷うことなくツアーAD PT 6 SRを選択しましたが、改めてこの古いモデルのシャフトを使用してみて感じるのは、とても素直な動きで打ちやすく、飛距離性能も新製品には全く劣っていないということです。

つまり皆さんも、宣伝文句には振り回されずに、自分で実際に打ってみたフィーリングを大事にしてシャフトを選んで欲しいと思います。

 

今回のまとめ

今回は自信作である、理想的な短尺ドライバーを紹介しました。

長尺シャフトの方が飛ぶ、シャフトの柔らかさを使った方が飛ぶ、高慣性モーメントのヘッドは曲がらない、初速性能が全てだ、などという定説に流されているゴルフ界ですが、その全てに反する今回の短尺ドライバーの性能がとても素晴らしいことは事実です。

「 とにかく最新のドライバーはどれも打ちづらい! 」と感じている人は、全く違う考え方の世界もあるということを知ってほしいと思います。

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